こんにちは!高野山の麓で酒蔵を営むあつおです。
今回は謎が多い般若湯の起源について紹介していきます。
現在も般若湯について調査中なので何かご存知の方はメッセージいただければ嬉しいです。
また、般若湯の詳しい内容についてはこちらの記事も読んでみてくださいね!
https://kishu-kawakami.com/history-of-kawakami-sake/hannyatou-blog/
般若湯の起源
般若湯とはお酒の隠語で
①般若(知恵)の湯(水)、飲むことで知恵を頂くありがたい湯=薬の意味
②般若心経を読むために飲むモノ
など、多くの逸話があります。
また、それぞれにルーツがちがうので結局いつから伝わったのか未だに解っていません。
初桜酒造に伝わる般若湯
初桜酒造に伝わる般若湯は①の薬として飲まれたと初代、笠勝清八の代より伝わっています。
始まりは中国の後漢末期、当時はお酒は人を惑わせるモノとして曹操が禁酒令を出しました。
一方で禁酒令が嫌だった徐邈(じょばく)がお酒を聖人と偽り罪を逃れたという逸話があります。
この聖人と徐邈の逸話を聞いた高野山のお坊さんが般若湯はお酒ではなく薬として飲んだと伝わっています。
この逸話から般若湯は西暦800年頃より広まったと考えられます。
般若経を読むための般若湯
次にお経を読むためにお酒を飲んだという逸話について紹介します。
話は南宋時代の張邦基(ちょうほうき)が記した『墨荘漫録(ぼくそうまんろく)』の一説に私はいつも般若経を携えていて、酒を一杯やると、お経を唱えるのに良い声が出るとあるようで、そこから「酒を飲むと良い声で般若経が唱えられる」=般若湯の由来になったとのことです。
この逸話から般若湯は南宋時代1127年~1279年には存在が確認でき、もっとも古い由来だといえます。
”精進料理の食材ルールQ&A 僧侶の隠語でお酒を「般若湯」と表現するのはなぜですか? 参照
https://cuisine-kingdom.com/syojinryori-qa/#:~:text=A%20%E9%85%92%E3%82%92%E9%A3%B2%E3%82%80%E3%81%A8,%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A1%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82”
さいごに
今回は謎が多い般若湯の起源の一つを紹介させていただきました。
これからもお酒に関わる雑学や和歌山県の北東部、紀北地域を中心としたお酒のお話をしていきます!
ぜひ、他の記事も読んでみてくださいね!!