こんにちは!高野山のふもとで酒蔵をいとなんでいるあつおです。
今回は海外で貿易をしているバイヤーから聞いた日本酒について紹介していきます。

かつらぎ町や和歌山県紀北地域のお酒について興味ある方はこちらの記事も併せて読んでみてください。

http://kishu-kawakami.com/history-of-kawakami-sake/blog-kawakamisake-katsuragi/

海外輸出の現状

現在、日本酒の国内消費量は減少していますがユネスコの無形文化遺産として「和食」が登録され、ラーメンや寿司が海外で人気になり、日本酒も同様に輸出額に数量も増えています。
今、注目されている和食の一つである日本酒の現状を海外のバイヤーさんから聞いた内容と合わせて紹介していきます。

12年連続で輸出額を上回る日本酒の今

初桜酒造も所属する酒造組合の代表である日本酒造組合中央会(にほんしゅぞうくみあいちゅうおうかい)で次のような発表が行われました。
全国約 1,700 の蔵元が所属する日本酒造組合中央会(以下:中央会)は、2021 年度(1 月~12月)の日本酒輸出総額が 401.78 億円に達し、12 年連続で前年を上回る金額に、また数量も 32,053 キロリットルと過去最高となったことを発表しました(財務省貿易統計)。
国別では中国が金額で一位になり、アメリカが数量、フランスが伸び率でそれぞれ一位となっています。

日本酒が好きなのは誰?

では、12年連続で輸出額、量が伸びている日本酒は一体だれが消費しているのか?
中国人のお金持ちとNYやロサンゼルスに住む白人や黒人?
実は中国や香港、アメリカやフランス人の若者の中でブームになっているようです。
日本は和食や伝統など独自の面白い文化を持ち、その一方でアニメや漫画などのコンテンツが人気の国。
アニメや漫画を読んで日本にあこがれを持ち、日本の食べ物や器に東京や京都へ旅行に出かけます。
その日本が好きになったアジア、アメリカや欧州の若者の中で日本酒も親しまれ消費されています。

人種別ではどうか。

世界で日本酒を好む人種は1番目にアジア人、次にヒスパニック系の人たちだと言われています。
アジア人はもちろんの事としてなぜ、メディアで紹介されている白人や黒人ではなくヒスパニックなのか。
もちろん、NYやロサンゼルスなどの流行に敏感な地域では白人、黒人、アジア、ヒスパニックなど人種を問わず、寿司に日本酒と色々な和食が好まれています。
しかし、日本と世界では食文化の違いがあり皆が和食が好きということではありません。
では、なぜ、ヒスパニックが日本酒を飲むのか?
それは食文化が似ているからです。
スペインでは昔よりタコなど日本人を含む一部の国でしか食べられていない食べ物が食べられており、魚介類の料理も豊富です。
そのスペインと関わりのあるヒスパニックには食文化が近いことから受け入れられています。

トレンドとして日本酒を引っ張るフランス パリ

中国、アメリカよりも輸出金額、量ともに少ない欧州ですがフランスを始めとした各国でも日本酒は認められており消費の伸び率は上がっています。
また、日本酒の人気を上昇させているのが欧州、特にフランスだと言われています。
美食の国として知られるフランス。
そのトレンド中心地であるパリで流行ったものがアメリカやシンガポールなどの国々へ広がり、そのあとに日本に入ってきます。
その流行の最先端であるパリでも若者を中心としてSNSなどのツールを駆使して日本酒の情報が発信されており、日本と同様により深いまだ見つかってない新しいお酒を探されています。

海外での新たな動き

現在、各国で人気になっている日本酒ですが日本と同様に若者から日本酒を自国で売りたいと輸出産業に挑戦するバイヤーが増加しています。
自分の大好きな人気酒蔵の銘柄に加えて、その各地に眠る文化をもった酒蔵も探しているようです。

日本と違う日本酒の問題点

このようにブームになっている日本酒ですが、「日本で売れている=海外でも売れる」とはならないようです。
海外には国々でそれぞれの文化を持ち、衛生面、その蔵のこだわり、背景にある文化の魅力など求められる内容も違ってきます。
海外でも日本でモノを売ることと同じように現地にどのように受け入れられるように喜ばれる商品を造るかが大事だと関わった全てのバイヤーに言われます。

まとめ

今回は私が実際に会って聞いたバイヤーさんからの話を元に日本酒の現状と魅力について紹介しました。
これから、海外で日本酒を売りたい方や外国に住む友人にお酒を持っていきたい方への参考になれればと思います。

現在、紀州川上ブログでは話せない内容が含まれる記事をLINEの公式アカウントで作成しています!

  • もっと、かつらぎ町や和歌山県紀北地域の歴史を知りたい!
  • 初桜のお酒に興味がある!

など関心ある方は下記のボタンから登録お願いします。