こんにちは!高野山のふもとで酒蔵を営んでいるあつおです。
今回はダイエットに生活習慣と幅広く役に立つ酒粕の魅力について解説していきます!
かつらぎ町や和歌山県紀北地域のお酒について興味ある方はこちらの記事も併せて読んでみてください。

高野山のふもとはお酒の一大産地だった!?その伝統を受継ぐ蔵元が語るかつらぎ町の酒造り

酒粕って体にいいの?酒粕の効能についてのお話

冬になると甘酒と一緒にスーパーなどで並べられている酒粕。
酒粕を炙ってお砂糖で食べたり、甘酒にする。そして、時にはスイーツや料理の隠し味なんかでも楽しまれていますよね!

ですが、酒粕ってどのようにできて、どんな効能があって、どんな時は控えるべきか。など知らないことがいっぱいあると思います。
この記事では、酒粕が生まれる工程から、その活用法などをお伝えしていきます。

酒粕ができる工程

酒粕とは簡単にいうとお酒の前段階にあたる醪(もろみ)から液体と固体を分けたもので、液体はお酒に固体は酒粕になります。
この分ける方法も3つほどあり、それぞれにお酒を絞り終えたら袋から出したり、粕を機械から剥がしたりしていきます。
また、この時に絞ったお酒に対して呼び名が代わったり、出来る粕の割合も違ってきます。

・大吟醸粕 香りがあり、さっぱりとした味わい。(粕の割合 50~60%)
・吟醸粕 香りもあり、味わいがある。(粕の割合 30~40%)
・通常の酒粕 独特な香りがあり、味わいがより濃くなる。(粕の割合 25~30%)

また、これ以外にも純米酒か吟醸酒かやその年のお米の溶け具合などによっても割合が変化したりしてきます。

酒粕の効能

次に酒粕の効能についてですが、こちらは「必須アミノ酸」と「レジスタントプロテイン」が有名です。
そのほかにも葉酸やビタミンB群も豊富に含まれており、健康を保つ上でもぜひ、試してもらいたい食材になっています。

必須アミノ酸

酒粕には体を造りに大切な「必須アミノ酸」が9種類も含まれています。
アミノ酸は人の体内で作ることができず、酒粕のアミノ酸は発酵の過程で酵母菌が増やすのでうまみ成分にもつながります。

レジスタントプロテイン

レジスタントプロテイン(Resistantprotein)とは、「消化されにくいたんぱく質」という意味で近年、注目されている健康成分の一つでもあります。
このレジスタントプロテインは体内に入ったあと消化されにくく、そのまま腸へ運ばれコレステロールや食品の脂質や油を吸着し、便として体外へ排出されます。
便中の脂質が増えるため便が柔らかくなり排出されやすい状態になります。

酒粕は現在、便秘改善やコレステロールの低下、肥満抑制作用が期待されておりダイエットや生活習慣病予防にもぴったりの食材ともいわれております。
レジスタントプロテインのほか、麹菌や酵母、乳酸菌も豊富に含まれていることから、お腹にやさしい食材なんですね。

酒粕を控えた方がいい人

酒粕にはアルコール分(エタノール)が約8%残っているので、小さなお子さんやアルコールに弱い方、運転時・前に食べるのはお控えください。
また、アルコールが合わない体質の方は食べない。
十分に加熱してアルコール分を飛ばしてからいただくようにしてください。

最近はスキンケアにも酒粕が使われていますがしっかりと自分の肌に合うかテストしてから使用するようにしてください。

酒粕の保存方法について

酒粕には微量のアルコールが含まれており、その影響から腐りにくい食材ともいえます。
しかし、間違った保存方法をすると味の劣化や最悪の場合、腐ります。
ここでは美味しく食べれる方法を紹介していきます。

冷蔵の場合

酒粕の賞味期限は袋詰めした日から「3か月後」になっており、初桜酒造では袋の裏側に時期が記載しています。

そして、より長く風味を失わないように保存する場合は
・冷蔵で保管
・密封状態を保つ
・日光に当たらないようにする
を気を付けてください。

冷凍の場合

長期に保存したい場合は冷凍してみてください。
一般的には冷凍保存で約1年持つと言われており、その場合でも密封状態を保つことを忘れずに!
保存の際はラップやビニール袋で包み、使いたい分だけ自然解凍していきます。
ビニール袋に包むときに細かく砕いておくとパウンドケーキを作るときなどに使いやすくなるのでおススメです。

杜氏おススメの保存方法!

・早めに食べきる
・使う場合で冷蔵、冷凍保存で使い分け、常温では置いておかない
まずはこの二点を守ることが大切です。
その他には「ジッパーなどの密封できる容器を使う」、「漬物をつくる際に先に塩を一定数量混ぜておく」と良いそうです。

密封容器に入れるとなぜ良いのか?

酒粕が腐らないという事には色んな要素がありますが、一番にアルコールが影響しています。
アルコールは揮発性があり、短時間で蒸発するので密封しないとすぐに蒸発し酒粕が腐ってしまいます。
ですので、できる限り密封状態を保てるようにジッパー付きの容器に入れ空気を抜き冷蔵、冷凍保存していきます。
こうすることで、風味が落ちにくくなります。

漬物にするときに塩を先に混ぜておく

酒粕はアルコールにより腐りにくい。
これと同じように塩にも食品を長持ちさせる機能があります。
ですので、皆様の中にも粕漬けされる方がいらっしゃると思いますが杜氏のおススメとしては具材を漬ける場合に粕の約3%の分量の塩を混ぜ合わせるとより風味が落ちず、美味しく食べれるとのことでした。

ぜひ、試してみてくださいね!

まとめ

本日は酒粕の効能と保存方法について解説させていただきました。
酒粕は現在も健康にいいという事で研究されている日本酒の副産物です。
今後も美味しい食べ方や新しい発見などありましたら別の記事にて紹介していきます。

現在、紀州川上ブログでは話せない内容が含まれる記事をLINEの公式アカウントで作成しています!

  • もっと、かつらぎ町や和歌山県紀北地域の歴史を知りたい!
  • 初桜のお酒に興味がある!

など関心ある方は下記のボタンから登録お願いします。